2023年9月FOMCから5営業日の米国市場の低調な動き

はじめに

先週2023年9月19日、20日にはFOMC会合が開催され、

2023年9月FOMC結果とパウエル議長発言(2023/9)

でまとめた様に市場が想定していたよりも高い金利水準が続くのではとの懸念が高まった。

FOMC会合当日は下落したものの思ったよりはその幅が大きくなく無難に乗り切ったかと思っていたのだが翌日以降も基本的には下落傾向が続いており、自分が想定したよりも市場への影響は大きくなっている。

以下、FOMC当日から5営業日が経過した時点での市場の動きについて簡単に整理しておくことにする。


2023年9月20日(水)~9月26日(火)の米国市場の動き

S&P 500前日比DOW30前日比NASDAQ前日比
2023/9/19(火)4,443.9534,517.7313,678.19
2023/9/20(水)4,402.20-0.94%34,440.88-0.22%13,469.13-1.53%
2023/9/21(木)4,330.00-1.64%34,070.42-1.08%13,223.99-1.82%
2023/9/22(金)4,320.06-0.23%33,963.84-0.31%13,211.81-0.09%
2023/9/25(月)4,337.440.40%34,006.880.13%13,271.320.45%
2023/9/26(火)4,273.53-1.47%33,618.88-1.14%13,063.61-1.57%
  • S&P 500: -3.99%
  • ダウ工業平均:-2.67%
  • NASDAQ総合:-4.70%

簡単に各日の主な出来事を確認してみると

9月20日(水):FOMC会合及びパウエル議長会見

9月21日(木):週間新規失業保険申請件数及び9月フィラデルフィア連銀景況指数発表

9月22日(金):9月米総合購買担当者景気指数(PMI)発表

9月25日(月):特になし

9月26日(火):9月米消費者信頼感指数発表

単純にみると各種米経済指標の発表があった日の下落が大きい様に見受けられる。個別の詳細は割愛するが、指標がFOMCでの高金利水準が長く続くのではという懸念を裏付ける/補強するような結果だったのだろう。少なくとも覆すような結果ではなかったということになる。

また今週末までの期限までにつなぎ予算案を可決できず政府機関が一部閉鎖される可能性が強く意識される様になってきたのも株式市場が低調な原因と思われる。


2023年9月20日(水)~9月26日(火)の自分の米国株資産の動き

ちなみに期間中の自分の資産の動きは以下の様になる。円資産には米株資産以外の配当金余剰分やMMFなどが含まれているので必ずしも米株資産とは一致しない。

米株資産前日比円資産前日比
2023/9/19(火)1,034,753.66156,635,550
2023/9/20(水)1,032,753.61-0.19%156,455,024-0.12%
2023/9/21(木)1,021,246.96-1.11%154,969,739-0.95%
2023/9/22(金)1,011,187.00-0.99%153,663,558-0.84%
2023/9/25(月)1,012,385.550.12%154,272,8350.40%
2023/9/26(火)1,002,833.93-0.94%153,187,306-0.70%
  • 米株資産: -3.18%
  • 円資産:-2.25%

動きや下落幅も米国市場と自分の資産も同じような傾向にある。ドル円為替がFOMCを受けてドル高となっているのが円資産の観点では救いとなっている。あくまで短期的に見た場合ではあるが・・・。


まとめ

9月のFOMC以降を振り返ってみると、特に市場全体への大きな材料があった訳ではないと思うのだが上述の様に米国株式市場は明らかな下落傾向。

一方同期間の米国10年債の利回りは

上昇傾向にあることを考えると、やはり今回FOMC会合結果で高い金利水準が続くであろうと予想されることが米国株市場全体に影響を及ぼしているのだろう。

FOMC以降これまでの動きを見るとまだまだ株式市場が軟調な時期は続く気がする。予想外の経済指標やつなぎ予算案の速やかな可決、10月半ばからの米国企業2023年第3四半期決算などで上向いてくれるといいのだが。残念だが自分の米株資産が100万ドルを割ることを覚悟しておいた方がよさそうであり、しばらく気の重い日々が続きそうだ。

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