はじめに
一昨日2023年1月4日(水)の現地時間に以前からアナウンスされていた通り、自分の所有銘柄であるゼネラル・エレクトリック(GE)からGEヘルスケア・テクノロジーズ(GEHC)のスピンオフが完了し、Nasdaq市場で取引されることになった。
自分の証券口座には未だGEHC株は入庫されていない(GE株3株につきGEHC株1株付与)ので、GE、GEHC株それぞれの取得価額調整は別途行う予定だが、まずはスピンオフ後2日の両社の株価について確認しておく。
上場後2日間のGEとGEHC株
ちなみにスピンオフ前の1月3日GE株終値は
で、以下はこれにスピンオフ調整が加わったそれぞれの株価が基準となる。参考として米国市場は
【2023年1月4日】
【2023年1月5日】
となっている。
GEHC
まずはGEHC株から。スピンオフ調整後の前日株価は56ドルとなった。
【2023年1月4日】
【2023年1月5日】
上場初日は8%を超え米国市場の上昇を大きく上回ったものの、翌日は米国市場の下落を下回る2.46%の下落となった。
自分が確認したところではGEHC上場後にアナリストの投資格付けや目標株価は今の所なし。
GE
続いてGE株。スピンオフ調整後の前日株価は66.34ドルとなった。
【2023年1月4日】
【2023年1月5日】
GEHCがスピンオフされた日は5.86%上昇とGEHCと同様米国市場の上昇を大きく上回り、翌日も米国市場及びGEHCが下落したのに対して1.55%の上昇となっている。
GEの方は調べたところ以下がスピンオフに合わせて1月5日に目標株価を以下の様に調整している(アナリストのコメントは無し)。
Barclays:投資格付けはOverweightで変わらず。目標株価は96ドルから81ドルに
Wells Fargo:投資格付けはEqual-Weightで変わらず。目標株価は85ドルから72ドルに
まとめ
GE、GEHC共にスピンオフ後2日では期待感込みではあるだろうがいずれも5%を超えて市場を大きく上回る上昇となっており、自分が思っていたよりもかなり良いパフォーマンスとなっている(自分としては市場と同程度で推移してくれればいい程度の想定だった)。
とはいえまだ2日間にしか過ぎないので今後両社の株価がどうなるかは不透明で、アナリストの投資格付けアップデート、そしてGEは2023年1月24日、GEHCは2023年1月30日に予定している2022年第4四半期決算の結果とそこで示されるであろう2023年通年の見通しなどに気を付けておきたい。
何とか今回のスピンオフそして2024年初頭に予定されている電力事業のスピンオフを契機とし長らく続いている低迷からGE株が抜け出してくれることを期待したいのだがどうなるか。