はじめに
2022年6月22日(水)のニュースで24年振りの円高ドル安という報道があった。
自分が米国株個別投資を始めたのは2001年7月なので、自分が投資を始めて以来最高のドル高になった事になる。
以下自分が投資を開始して以来の為替レートの変遷を振り返ってみることにする。
自分の米国株投資におけるドル円為替レート
自分は米国個別株投資をしてきており2001年7月から2020年6月の米国株購入時は円をドルに変換して米国株を定期的に購入、2020年10月に退職してからは米国株のドル配当金を生活費に充当するためドルを円に変換している。
そのため米国株購入時は円高ドル安であるほど同じ円投資額でたくさん米国株が購入でき、配当金生活時は円安ドル高であるほど、同じドル配当金でたくさん円の生活費に充てることが出来る。
2001年7月から2022年6月までの月末為替レート推移
2022年6月末の月末為替レートは不明のため便宜上1ドル=135円としておく。
直近2022年2月末の1ドル=114.99円から3ヶ月少しで1ドル=135円と急激にドル高が進行しているのが目に付く。割合では約17%程の上昇となる。
月末為替レートのドル最高値/最安値
2022年5月までは
最高値:2002年1月の1ドル=134.59円
最安値:2012年1月の1ドル=76.27円
となっており、2022年6月の月中を加味すると最高/最低の為替レート差は約60円。
2001/7~2020/6の米国株購入時の平均為替レート
2001年7月に米国株投資を始めてから数年は投資額、タイミングにバラツキがあったが、それ以降は完全リタイア前の最後の投資2020年6月まで概ね3ヶ月に1度同じ額で投資を行ってきた。
その期間中の平均取得為替レートは
1ドル=105.3868円(手数料含む)となっている。
2020/10月完全リタイア以降の米株ドル配当の円変換平均為替レート
2020年10月末で完全リタイアし、その後は米国株の配当を生活費に充当する生活を続けている。
現時点までドル配当を円に変換した回数:6回
現時点まで円に変換したドル配当:54,000ドル
現時点まで円に変換した額:5,983,170円
ドル円変換平均為替レート:1ドル=110.7994円
最後にドルを円変換した2022年3月は1ドル=118円程度だったので、まだ最近のドル高の恩恵は限定的。
まとめ
24年振りの円高ドル安という報道を契機として自分の米国株投資/配当金生活に関する為替レートに関して振り返ってみた。
直近を除いたここ数年はまさか自分が生きている間に1ドル=135円台、もっと言えば1ドル=130円台になるとさえ思っていなかったのだが、現実は1ドル=135円を突破し今後もドル高が進行する可能性もある。
自分が米国株投資を始めた際には米国株式投資と為替についてで書いたように、為替の不確実性は理解しながらも長期間ドルを定期購入することで平均為替レートは許容範囲に収まると考えていたが、当時は配当金生活までは思い至っていなかった。
現時点では結果的に米国株への投資を行うためのドル取得時の平均為替レートが1ドル=105.3868円、米国株配当金で生活するためのドル売却時の平均為替レートが1ドル=110.7994円と為替による差益が生まれる形となっており、自分に取っては為替レートが良い方向に働いている。また配当金ではなく円ベースの資産も当然為替レートの恩恵は受けており、ここ最近の米国市場は下落傾向にありながらも円ベース資産の減少はドル資産の減少に比べて緩やかになっている。
今後のドル円為替レートについてだが、ここ数ヶ月急激に変動しているドル円為替レートに自分が言及する際には「流石にこれ以上のドル高にはならないだろう」という旨書いてきたはずだが、5月にやや落ち着いたと思ったら更なるドル高が進行している現在からすると、もうどうなるのか分からない。ドル高が進行するのは自分に取って必ずしもよい事ばかりではないので(例:円変換時の為替差益は雑所得になり一定額を超えると住民税、社会保険料に影響する、輸入品の値段が上がる、等)早く落ち着いて欲しいのだが、為替がどちらに振れる可能性もある事を想定して、それによる自分の生活への影響を考えておくことにしよう。