はじめに
2021年7月21日に自分の所有株であるコカ・コーラ(KO)の2021年第2四半期決算発表があったのだが、それは既に以下でまとめた通り。
コカ・コーラ(KO)2021年第2四半期決算(2021/7)
その後コカ・コーラ株を確認してみたところ、掲題の様に2021年第2四半期決算の発表を受けて多数のアナリストがコカ・コーラ株の目標株価(12ヶ月)をアップデートしていたので、以下に整理しておくことにする。
2021年第2四半期決算直後のコカ・コーラ株の目標株価アップデート
GuggenheimのアナリストLaurent Grandet氏
- 投資格付け:Neutralで変わらず
- 目標株価:59ドルから60ドルに上方修正
Morgan StanleyのアナリストDara Mohsenian氏
- 投資格付け:Overweightで変わらず
- 目標株価:64ドルから65ドルに上方修正
CitigroupのアナリストWendy Nicholson氏
- 投資格付け:Neutralで変わらず
- 目標株価:57ドルから60ドルに上方修正
Credit SuisseのアナリストKaumil Gajrawala氏
- 投資格付け:Outperformで変わらず
- 目標株価:62ドルから63ドルに上方修正
JefferiesのアナリストKevin Grundy氏
- 投資格付け:Holdで変わらず
- 目標株価:57ドルから59ドルに上方修正
Cowen & Co.のアナリストVivien Azer氏
- 投資格付け:Marketperformで変わらず
- 目標株価:57ドルから60ドルに上方修正
UBSのアナリストSean King氏
- 投資格付け:Buyで変わらず
- 目標株価:59ドルから62ドルに上方修正
JPMorgan ChaseのアナリストAndrea Faria Teixeira氏
- 投資格付け:Neutralで変わらず
- 目標株価:56ドルから59ドルに上方修正
まとめ
自分が調べた範囲では上記の通りで、いずれのアナリストも投資格付けは変更していないものの目標株価をいずれも上方修正していた。
ただし、一方で投資格付けが上方修正されていないのと、目標株価の上昇幅がそれ程大きくないのはCOVID-19変異株への懸念が存在しているためと思われる。
という事で今後1年程はコカ・コーラ株は大幅な上昇は望めないものの、ある程度安定した動きを期待して良いような気がする。基本的には決算発表のまとめで自分が書いた
「とはいえ市場を上回る第2四半期決算、COVID-19のデルタ変異株を踏まえた上での通年見通し上方修正を考えると、今後しばらくは落ち着いた株価となるような気がする。」
という考えが補強されたと個人的には捉えている。
完全リタイア/配当金生活となっている現在では、株価の上昇が望めなくても株価が安定し、配当率が税引前で3%弱あるコカ・コーラ株は有難いと考えるべきだろう。配当も世界金融危機やCOVID-19の際にも毎年の増配を続けていたし。完全リタイア前にコカ・コーラ株にもう少し投資していれば、と思わないでもないがこういうのは結果論でしかないからなあ。