はじめに
2021年4月27日の米国市場閉場後には自分の所有株の一つであるモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)の2021年第1四半期決算発表があった。
他の所有銘柄で投資額の大きいものの確認を優先してしまったが、遅ればせながらモンデリーズの決算内容を以下に整理しておくことにする。
モンデリーズ2021年第1四半期決算概要
以下はモンデリーズ・インターナショナルの企業サイトより引用・抜粋。
- 2021年第1四半期の純売上高(Reported Net Revenues)は72億3800万ドルで前年同期比7.9%増
- 2021年第1四半期の希薄化後1株当たりの利益(Adjusted Diluted EPS)は0.77ドルで前年同期比16.7%増
フリーキャッシュフローを見てみると、
前年同期に比べ増加しており、Cash Conversion Cycleも短縮されている。
2021年通期の見通しは以下の様になっている。
既存事業純売上成長率(Organic Net Revenue Growth):3%超
調整後EPS成長率(Adj. EPS growth。恒常為替レートベース):一桁台後半(HSD:High Single Digit)
フリーキャッシュフロー:30億ドル超
これは前回から変わっていない。
市場予測との比較
今回の主な決算内容と市場予想とを比べてみると、
- 2021年第1四半期の純売上高(Reported Net Revenues)は72億3800万ドル、市場予想の70億1000万ドルを上回っている
- 2021年第1四半期の希薄化後1株当たりの利益(Adjusted Diluted EPS)は0.77ドル、市場予想の0.69ドルを上回っている
となっている。
まとめ
上記の様な決算内容を受けてモンデリーズ・インターナショナルの株価は、
同日のダウ工業平均が0.48%、S&P 500が0.08%、NASDAQが0.28%といずれも下落したにもかかわらず3%超の大幅上昇。市場予想を上回る堅調な決算内容が好感されたのだろう。
前回のモンデリーズの決算時は四半期決算は堅調だった(と自分では思った)のだが、その際には市場がマイナスだった(ダウ工業平均が2.03%、S&P 500が1.93%、NASDAQが2.00%それぞれ下落)影響があったとしても、
3%近く下がるという納得感がない株価の動きをしていたので、今回は分かり易くて良かった。
過去2年のモンデリーズ株の動きを見てみると
2021年に入ってから市場の伸びに比べると見劣りするもののそれ程悪くはない。これで配当率が現在の税引前2%程度からもう少し高ければ、と思うのだがこれは高望みし過ぎだろう。