4ヶ月振りの米国株資産1億円割れ(2020/9/24)

はじめに

タイトル通りで本文無しにしてもいいぐらいなのだが、

この様に久々に米国株資産が1億円を割ってしまった。ここ最近の下落については昨日まとめている

退職意思を告げてから1週間の投資資産推移(2020/9/23)

のだが、ある程度目安としている1億円割れになった事について、退職を決めたという点も踏まえて整理してみる。


1億円割れに関して

掲題の通り1億円を割ったのは4ヶ月振り。前回は2020年5月20日(米国市場5月19日閉場後)だったようだ。

その頃のブログを振り返ってみても1億円割れについて特に言及してはいなかった。ただ、その頃にまとめた記事

新型コロナ影響下の米国株決算発表と資産推移(2020/4~5)(2020年5月20日投稿)

を振り返ってみると、2020年4月14日~5月20日の円ベース資産推移は以下の通りになっており、1億円を挟んで行ったり来たりのが常態だったので、特別に1億円割れという事を意識しなかったのだろう。

ただ、今回は4ヶ月振りの1億円割れ、そして最近市場全体も下落傾向にあるのが気に掛かる。以下は過去3ヶ月のダウ工業平均とS&P 500の推移グラフ。

更に加えて今回は、既に退職を決めているというのも心理的不安を高める要素になっている。いみじくも上記5月にまとめた記事の中で、

「正直、自分の仕事を取り巻く環境はこの新型コロナの影響もあり段々と悪化しているので、望む望まないにかかわらず配当金生活に突入する可能性が高まっている。」

と書いていたのだが、それが現実のものとなっている。

それ踏まえて1億円割れをどう捉えるか。以前の1億円割れに特化した記事を振り返ってみる。

まずは

2018年12月以来の資産1億円割れ(2020/3/13)

を確認してみたところ、久々の1億円割れのショックのためか特に目新しいことも書いていなかった。それ以前の2018年12月の際の記事

バイアンドホールド/長期投資での資産合計1億円割れ(2018年)(2018年12月25日投稿)

では、割ときちんと書いてある。今読み返してみても自分としてはそれなりに納得感がある。以下に抜粋してみると、

「資産が1億円を割ったことで実際に何が変わったか/変わるかと言うと、1億円という大きな目安/マイルストーンを割り込んだことによる個人的な心理状態の悪化ぐらいしかないのではないだろうか。」

「1億円割れという事象よりは、ここ数ヶ月、あるいは今年の下落振り、更にはこれからの市場がどうなるのかを意識するべき」

「バイアンドホールド/長期投資を頑なに守ればいいと言う事ではない。市場の動きに加えて、年齢、生活環境、その他色々な要因で投資スタイルが変わる可能性は今後あるだろうが、それは1億円を割ったから、という事を契機とするものではない。」

「実際問題としては、1億円割れをトリガーとして投資のやり方を変えるわけでもなく、配当金が変わるわけでもなく、税金が変わるわけでもない。」

と書いていた。

まとめると

  • 1億円割れ自体で何かが変わるわけではない
  • ただし1億円割れに至った状況は認識し、今後の市場に注意はすべき
  • 市場の動きに加えた他要因も加味して考えること

という事になるだろうか。今回はそれを書いた時に比べて、退職が決まっているという点がやはり大きな違い。とはいえ、現時点では直近での配当停止や配当減は無い(配当据え置きは多いが)ので、1億円割れそのものよりも、それを踏まえた配当減・配当停止の可能性を、完全リタイアという現状でどう考えていくか、という事に重きを置くべきだろう。


まとめ

4ヶ月振りの1億円割れと現状を踏まえて、過去の1億円割れ時に思った事を振り返ってみた。

結論として自分がするべきことは、

  • 今後のクリティカルな配当減・配当停止の可能性を踏まえた予備プランを考える

という事になるだろう。現時点では具体的にどうするべきか、という方向性すらない状況だが、完全リタイアという新たな要素を加えたプランについての見通しはつけて置くべきだろう。一番マズイのは何も考えずに状況に流されて事態の一層の悪化を招く事、またはやはり何も考えずに突発的に動いてしまい後悔する事、だろうから。引継ぎが終わって有給消化の段階になったら、少なくとも方向性だけは考えておかなければ。

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