2019年10月上旬の上下動が激しかった米国株投資資産まとめ

はじめに

2019年10月は表題の通り資産の上下動の激しい日が続いた。自分の米国株資産の上下動と市場の動きについて整理しておくことにする。


自分の資産の動き

以下は2019年10月1日から10月12日(11日米国市場閉場後)の楽天証券口座にある円ベース資産の画像。

2019年10月1日

2019年10月2日

2019年10月3日

2019年10月4日

2019年10月5日

画像取り忘れ。ただし下の10月8日の前日比を見ると恐らく200万円程度上昇したはず。

2019年10月8日

2019年10月9日

2019年10月10日

2019年10月11日

2019年10月12日

これを表にまとめると以下の様になる。

日付円ベース資産前日差異
2019/10/1128,827,943
2019/10/2126,273,397-2,554,546
2019/10/3123,012,073-3,261,324
2019/10/4123,717,034704,961
2019/10/8125,708,3021,991,268
2019/10/9124,347,032-1,361,270
2019/10/10125,862,2801,515,248
2019/10/11127,323,9041,461,624
2019/10/12128,813,8401,489,936

グラフにしてみると以下の様になる。

まとめている最中に気が付いたのだが、実は2019年10月1日データ取得時点と本日のデータ取得時点で円ベース資産はほとんど変わっていない(2019年9月末時点からは約70万円増)。


市場の動き

一方で市場の動きはどうだったか。以下は10月に入ってからのダウ工業平均のチャート。

同期間のダウ工業平均のチャートも概ね自分の資産の動きと同じ。すなわち自分のポートフォリオが特別好調だったわけではない。では、市場の動きは何故こうなっていたのかについて整理しておくことにする。

10月4日の米国市場開場前後に既にまとめたが、10月1日に発表された9月の米ISM製造業景況指数が8月に続いて50を割り、かつ市場予測より低かったことが1、2日の大きな下落につながった。

3日も米ISM非製造業景況指数が市場予測より低かったため発表直後は大きく下がったのだが、これが逆に更なる米利下げを予想させて閉場時には上昇という結果になっている。

4日、7日は米中貿易交渉への期待感などから上昇したが、8日はトランプ政権が中国による新疆ウイグル自治区でのウイグル人弾圧に関して、政府機関や監視カメラ企業など、28の機関・企業を禁輸措置の対象に加えたことや、一部中国政府高官へのビザ発給を制限していることが明らかになり、中国側は通商会談日程の短縮など何らかの報復措置を検討しているとの報道がなされ、また下落。

しかし実際には日程短縮はなく、9、10日は堅調に。そして11日には米中貿易協議で部分合意がなされ、10月15日に予定されていた対中関税引き上げの先送りが報じられたため、大きく上昇という事になった。


同期間の為替

同じ期間の為替はどうだったかというと、

これも自分の円ベースの資産やダウ工業平均の動きと同じ様な動き。自分の円ベースの資産にとっては、下げはより一層きつく、上げはより一層大きくなった、という事になる。


まとめ

ということで2019年10月上旬の円ベースの自分の米国株資産と市場の動きについて整理してみた。

10月2、3日で500万円超のマイナスとなった時点ではどうなることかと思ったが、その後何とか持ち直してくれたというのが正直な感想。結果だけ見れば、既に述べた様に1日と12日の円ベース資産額はほぼ変わらずなのだが、その間の上下動が激しく気が休まらない期間が続いたと言える。

気になるのが中旬、下旬はどうなるか、という点。米中の貿易交渉は一旦落ち着いた感もあるが、完全に決着したわけでもない。また17日にはEU首脳会議で英政府が離脱協定に合意できるかどうか、そして18日には米国が対欧州連合(EU)への報復関税を発動する予定日でもあり、不透明な部分は多々ある。

市場全体もそうだが、14日からは自分が所有している銘柄の四半期決算が順次発表されてくるので、その結果が自分のポートフォリオに影響を与えてくる可能性もある。

取り合えずここしばらくは、それら銘柄の四半期決算の内容を自分なりに吟味しつつ、長期投資/バイアンドホールドという自分の投資スタイルを忘れずに我慢することだろうか。正直この10月の最初は昨年10月の急落が頭をよぎり、何か動きを取りたいと思わないでもなかったのだが、この10月上旬も、昨年10月の急落もある程度期間を経るとある程度回復してくるという実体験を重視した方がいい気がする。あくまで今のところは結果的に上手くいっているだけで失敗する可能性もあるが、自分が新たにスタイルを変えるよりはマシな気がする。それ程自分の投資への才覚に期待してはいけないだろう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントの入力は終了しました。