投資開始からの期間
2001年7月から数えて285ヶ月目(23年9ヶ月目)。
資産動向考察
2025年3月末の円ベース資産は以下の通り。
2025年3月末の円ベース資産は前月末に比べて約680万円(約3.1%)の減少。先月2025年2月に続いて2ヶ月連続の減少となってしまった。2ヶ月連続の円ベース資産減少は2024年6月、7月以来の事になる。それでも3月2週目を終えた時点で1600万円減少していたことや配当金100万円を生活費に充当したことを考えると、よく持ちこたえてくれたと言えるだろう。
また上記楽天証券の資産推移の〆は(恐らく)日本時間の2025年3月31日23:59となっているため時差の関係で米国時間の2025年3月31日の取引の大部分は含まれておらず、2025年3月31日の米国市場は開場直後は下落だったものの最終的には上昇したため後述する自分の米国株資産ポートフォリオ(こちらは米国の3月31日取引終了時点のもの)とは乖離が出ている点には注意。
2025年3月の市場推移
【ダウ工業平均】
2025年2月末終値:43,840.91
2025年3月末終値:42,001.76
2025年2月末/3月末終値差異:4.20%下落
【S&P 500】
2025年2月末終値:5,954.50
2025年3月末終値:5,611.85
2025年2月末/3月末終値差異:5.75%下落
【NASDAQ】
2025年2月末終値:18,847.28
2025年3月末終値:17,299.29
2025年2月末/3月末終値差異:8.21%下落
2025年3月の米国主要3株式市場の傾向はいずれも同じで、3月に入って早々大きく下落。中旬はやや落ち着いた感もあったが、下旬には少し持ち直したものの下げ基調となって3月の取引を終えている。
傾向は同じだったが下げ幅を見ると、NASDAQ総合が8.21%、S&P 500が5.75%、ダウ工業平均が4.20%となっている事から考えると、構成要素の割合から2月に続いて大型ハイテク銘柄の下げが特に大きかったのだろう。
3月にあった主な出来事
- 米東部時間2025年3月4日00:01(日本時間14:01)に米国のカナダ、メキシコへの25%関税(カナダ産エネルギー製品は10%)、中国へは2月4日の10%から更に追加で10%の関税を課す措置が発動
予告されていた通り3月早々に米国のカナダ、メキシコ、中国への関税措置が発動。詳しくは
米のカナダ、メキシコ、中国への関税発動前日の市場(2025/3)
米のカナダ、メキシコ、中国への関税発動当日の市場(2025/3)
を参照。
上述の関税措置発動やその他関税措置で不安定な市場の中で、更なる混乱を招きかねない要素として米2025年度つなぎ予算があったのだが何とか成立。最終的な歳出法案がどういう形で落ち着くかは未だ不透明だが、つなぎ予算の期限が2025年9月30日までとなっており、それまでの予算をめぐる混乱は避けられそう。
米国の関税政策に伴う市場の下落やトランプ政権下ので経済指標の悪化の中で注目されたFOMC会合だが、パウエル議長が会見で関税によるインフレの上昇を認識つつも一時的なものであるとの認識を示したことや、景気後退の可能性は高まったが、高くはないとしたことを受けて株式市場は上昇。ただ四半期に一度の経済予測要旨では利下げ減少の可能性が増えたり、パウエル議長が関税によるインフレの影響に言及したりなど、やはり今後への懸念はぬぐい切れてはいない。
- 振るわない各種経済指標
3月にまとめた経済指標には
米個人消費支出価格指数/消費者信頼感指数と市場(2025/3)
あるが、これ以外にも米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利の参考にするとされる経済指標は多い。それらは概ね経済減速、インフレ圧力を示している様に思われるものが多かった気がする。トランプ政権に入ってからの影響が色濃く出てくるであろう今後の経済指標については引き続き注目していきたい。
3月に入ってからの米国株式市場の下落の主な要因は、これに尽きると思う。そして問題は着地点がどこなのかが全く見えないこと。4月頭に予定されている相互関税で更なる動きがあるのだろう(とても自分の資産に良い方向になるとは思えないが)。
ポートフォリオ
2025年2月末と3月末の自分の米国株ポートフォリオは以下の通り。
【2025年2月28日】
【2025年3月31日】
2025年3月に10%を超える上下動のあった銘柄は以下の2銘柄。
シティグループ(C):11.2%下落
ウォルト・ディズニー(DIS):13.3%下落
10%を超える下落となった銘柄は2銘柄にとどまったが、5%を超える下落となった銘柄はこの2銘柄を除いて7銘柄とやはり多い。
自分の所有27銘柄中では上昇が10銘柄、下落が17銘柄と意外にも上昇した銘柄もそれなりにあった。ポートフォリオ全体では前月比資産が4.3万ドル、割合では3.0%の減少となった。それでも上述の所有株数の多いシティの下落が大きく約5.1万ドルの減少であり、シティを除くと8000ドル程のプラスにはなっている。
為替
先月終値:2025年2月28日 1ドル=150.60円
今月終値:2025年3月31日 1ドル=149.95円
2025年3月末のドル円為替レートは前月に比べて1ドルあたり0.65円、割合で言うと0.43%のドル安。
3ヶ月連続のドル安となったものの割合は小さく、3月の取引中に一時1ドル=146円台の局面もあった事を思うと悪くはない。ただ、先述した米国の関税政策や経済指標、トランプ大統領の発言等によって不安定な動きであるため、今後大きな変動がある可能性も視野に入れておいた方がいいだろう。
まとめ
累計投資:80,000,000円(今月追加投入なし)
米国株:210,726,600円
外貨MMF:54,690円
USドル:2,164,767円
日本円:2,797,304円
資産:215,743,361円
累計損益(累計投資と資産より):135,743,361円/169.7%
累計引落額:15,200,000円(今月100万円引き落とし)
2025年3月は円ベースの資産が約680万円(約3.1%)、米国株ドル資産が約4.3万ドル(約3.0%)と円、ドル双方ともに資産が減少。円ベース資産では2024年12月末とほぼ同じ金額となり、2025年に入ってからの上昇分が無くなった。ただドルベースでは約10万ドル程増加しており、2025年3月も140万ドル台を維持でき、市場の下落や3月半ばまでの自分の資産減状況を考えると悪くない結果だったと言える。
ただし4月に入ってからの米国の相互関税に代表される関税政策、不安定な経済指標など懸念材料は山積み。そして4月半ばからは米企業の(主に)2025年第1四半期の決算発表が本格化し、ここでの各社決算内容次第では下落基調に拍車がかかる可能性もある。何とか下げ止まって欲しいところだが、4月は3月以上に厳しい月となることも頭に入れ、大きく資産が減少しても精神的ストレスを貯めないよう心構えをしておきたい。何とかトランプ政権の施策が経済減速/インフレ再燃にならないといいのだがなあ。
というのが3月末時点での想いだったのだが、これを書いている4月初旬は米国の相互関税措置が発表され、中国の報復関税も発表されたことで
2025年4月2日発表の米国の相互関税発表後の市場と自分の資産
2025年4月の米相互関税に対する中国の報復等と市場/自分の資産
と自分の資産は急減し、未だ留まる兆しも見えない。どこまで資産は減少するのことになるのだろうか・・・。