2024年7月15日週の米国株式市場の動き(2024/7)

はじめに

ここ最近の米国株式市場は

【円資産は減少、米ドル株資産は増加】2024年5月末米国株資産

【投資開始以来初めて月末1.9億円台】2024年6月末米国株資産

でも触れた通り、AI関連の大手ハイテク銘柄の上昇にけん引されてそれらの比重が大きいNASDAQ総合、S&P 500が特に好調で最高値を更新する日々が続いていた。

6月半ばには大型ハイテク銘柄の比重が高くないNASDAQ総合、S&P 500よりもダウ工業平均が上昇した週もあったが、自分としてはそれは前週の反動などであり「大型ハイテク銘柄の上昇傾向が変わった訳ではないだろう」と書いており、実際6月後半からは大型ハイテク銘柄が再び堅調だった。

しかし2024年7月に入って発表された米消費者物価指数を受けて、利下げ観測が高まり投資資金が大型ハイテク銘柄から中小型株にシフトする動きも出た。その際は大型ハイテク銘柄の下げはまた一時的なものに過ぎないだろうと思っていたのだが、7月17日週の米国株式市場の動きからすると、もしかするとここ最近の傾向が変わったかもしれないとも思われる。

以下に2024年7月15日週の米国株式市場と自分のポートフォリオの動きを整理しておく。


2024年7月15日週の資産変動

米国株式市場

S&P 500前日比DOW30前日比NASDAQ前日比
2024/7/12(金)5,615.3540,000.9018,398.45
2024/7/15(月)5,631.220.28%40,211.720.53%18,472.570.40%
2024/7/16(火)5,667.200.64%40,954.481.85%18,509.340.20%
2024/7/17(水)5,588.27-1.39%41,198.080.59%17,996.92-2.77%
2024/7/18(木)5,544.59-0.78%40,665.02-1.29%17,871.22-0.70%
2024/7/19(金)5,505.00-0.71%40,287.53-0.93%17,726.94-0.81%
-110.35-2.00%286.630.71%-671.51-3.79%

特に7月17日(水)に顕著な様に週間ではダウ工業平均が最もパフォーマンスが高く、大型ハイテク銘柄の比重がも最も高いNASDAQ総合が大きく沈む結果となっている。

自分の米国株ポートフォリオ資産及び円資産

米ドル資産前日比円資産前日比
2024/7/12(金)1,188,542.04192,938,951
2024/7/15(月)1,190,960.380.20%193,995,7820.55
2024/7/16(火)1,218,278.292.29%195,128,3810.58
2024/7/17(水)1,229,289.920.90%196,777,6070.85
2024/7/18(木)1,210,889.41-1.50%195,245,706-0.78%
2024/7/19(金)1,208,116.22-0.23%194,699,388-0.28%
19,574.181.62%1,760,4370.90%

米国株式市場と同様に18日、19日は低調だった(特に18日)ものの、週間では米国株ドル資産はダウ工業平均を上回る1.62%の上昇。円ベース資産では0.90%の上昇に留まっているが、これは同週に楽天証券口座から生活費に充当するために100万円を銀行口座に移した影響もあり、それが無かったとすると円ベース資産は1.40%の上昇となっている。

また為替は一時大きく動いたものの週ベースでは0.25%のドル安に留まっている。

ちなみに大型ハイテク銘柄が無い自分の米国株ポートフォリオ27銘柄の週間騰落は、

2024/7/15(月):27銘柄中上昇12銘柄、下落15銘柄

2024/7/16(火):27銘柄中上昇27銘柄

2024/7/17(水):27銘柄中上昇20銘柄、下落8銘柄

2024/7/18(木):27銘柄中上昇3銘柄、下落24銘柄

2024/7/19(金):27銘柄中上昇8銘柄、下落19銘柄

となっており週の後半は米国株式市場同様に不調となっている。

【参考】2024/7/19(金)時点の自分の米国株ポートフォリオ


まとめ

2024年7月15日週の米国株式市場の動きは、トランプ前大統領の暗殺未遂事件、パウエル議長をはじめとしたFRB当局者の発言、米小売売上高統計や新規失業保険申請件数などの経済指標、日銀の為替介入報道、米中貿易摩擦の激化懸念、世界規模のシステム障害など様々な出来事、要因が相互に絡み合った結果なのだろう。

7月15日週のここ最近とは違うように見える米株式市場の動きが持続するものなのか、それとも一時的なものに留まるのかは自分にはまだ判らない。来週22日から本格化する米企業の四半期決算発表(7月15日週は自分の所有銘柄の決算発表は無かった)や25日の第2四半期国内総生産(GDP)、26日の6月の個人消費支出(PCE)、月末30日、31日のFOMC会合などを経て米国株式市場がどう動くのかに注目しておきたい。

願わくば7月15日週の傾向が続いてくれると、自分のポートフォリオ資産にとってはありがたいのだがなあ・・・。

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