はじめに
昨日2021年12月13日は自分がそれなりに所有しているブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY)株が
市場の下落(ダウ工業平均:0.89%、S&P 500:0.91%、NASDAQ:1.39%)にも関わらず5%近い上昇(ただし自分の全体資産は後述の様にやはり減少しているのだが・・・)をしていた。
理由は掲題の発表があったためと思われ、以下にその詳しい内容について整理しておく。
2021年12月13日のブリストル・マイヤーズ スクイブの発表
以下はブリストル・マイヤーズ スクイブの企業ページより引用・抜粋。
具体的な内容の前置きとして
- With significant free cash flow of $45 billion to $50 billion expected between 2021 and 2023
2021年から2023年にかけて450億ドルから500億ドルとかなりのフリーキャッシュフローが見込まれる
ことを配当増と自社株買いの理由として挙げている
【配当増の内容】
- 次回普通株配当は一株当たり@0.54ドルで、権利落日は2021年1月6日、権利実施日は2021年2月1日
- これまでの一株当たり配当は@0.49ドルで10.2%の増加
- 配当増は13年連続
【自社株買いの内容】
- 取締役会は普通株式の150億ドルの追加買い戻しを承認
- この追加に伴い発行済み株式買戻し承認の合計は約152億ドルになる
- これらの株式買戻しは、経営陣の裁量により複数年にわたって行われる
自分の配当への影響
具体的に自分の配当にどのような影響があるかというと、現在自分はブリストル・マイヤーズ株を2200株保有しており、前回(2021年11月、@0.49ドル時)の受取時配当は
約定月 | 銘柄 | 単価 | 数量 | 受渡金額[ドル] | 受渡金額[円] | 為替レート |
2021年11月 | BRISTOL-MYERS | 0.49 | 2,200 | 773.12 | 87,447 | 113.11 |
だったのだが、@0.54ドルで為替レートが変わらないと仮定すると
受渡金額(税引後ドル):852.01ドル(前回から78.89ドル増)
受渡金額(税引後円):96,370円(前回から8,923円増)
となる。
まとめ
2021年12月に入ってからの米国市場(S&P 500)は先月11月のオミクロン変異株の出現にも関わらず現在のところ、
と上昇しているのだが一方自分の円ベース資産は12月になっても低調で
と相変わらず減少傾向が続いており(ドルベースでも)非常に気が滅入る状況が続いている。
ブリストル株も年初来で
8月中旬からの下落傾向が続いており、ここ数ヶ月の自分の資産減少に拍車をかけている。
そんな中での昨日のブリストルの発表(特に配当増)は少し気分が上向く材料だった。年間では315ドル、35,000円程度の増加が見込まれることになり、少しは来年2022年のAT&T(T)の会社分離に伴う配当減をカバーしてくれるだろう。
それにしても市場と自分の資産とのパフォーマンスを気に掛けるのはあまり意味がないことは承知しているつもりだが、配当減が無いにしてもここ数ヶ月の差は流石に凹む。いつかはその原因の一つとなっているブリストル株も上昇基調に転じてくれるのだろうか。