はじめに
2020年11月になってから米国市場も自分の米国株資産も上昇しているのだが、一方で懸念されるのは新型コロナの状況。折あるごとにその漠然とした不安は触れているのだが、今回は現時点での米国のコロナウイルス状況について整理しておくことにする。
2020年11月29日時点の米国コロナウイルス関連状況まとめ
以下は各種メディアにより報道された米国コロナウイルス関連状況を引用・抜粋。日付はいずれも現地時間。
- 1週間を通しての1日当たりの平均死者数は25日時点で1658人と5月中旬以降で最多
- 1週間を通しての新規感染者数平均は25日時点で1日当たり17万5809人。過去最多であり、前回ピークの7月下旬を2.5倍以上上回っている
- 米ジョンズ・ホプキンス大によると11月27日の米新規感染者は20万5500人と過去最多。1日での新たな感染者数が初めて20万人を突破。28日は15万5500人
- 入院患者数は26日時点で9万481人以上と17日連続で過去最高を記録
- 24、25両日に報告された死者数は共に2100人を超えた。2日連続でこの水準に達したのは4月下旬以降で初めて
- 全米小売業協会(NRF)のMatthew R. Shay最高経営責任者(CEO)は27日、パンデミックが経済や雇用の打撃となり、財政的に苦境に立たされている米国人が多いにもかかわらず、今年の年末商戦の支出額は過去最高になる見込みと指摘
- 米運輸保安局(TSA)によると、感謝祭の前日に当たる25日の航空旅客数は107万人を超え、1日の利用数としては新型ウイルス感染拡大開始以降で最多。20日から25日までの航空旅客数は約600万人。ただし前年の同時期と比べると半分以下
まとめ
上記の様に、確認したところでは米国のコロナウイルス状況は悪化している様に見受けられる。欧州はざっと調べたところ、ロックダウンのおかげもあるのかここ数日でやや頭打ちの傾向が見られるように思う。
米国では先に挙げた旅客数に代表される人の移動が一時期より増えた事や、ロックダウンの措置が州によってまちまちだったりすることが、感染拡大に歯止めがかからない一因なのだろうか。
そんな中での市場だがここ1ヶ月のS&P 500を見てみると、
冒頭にも触れたように新型コロナウイルスの感染状況が悪化しているにもかかわらずほぼ右肩上がり。
この状況をどう捉えればよいのだろう。2020年10月末で完全リタイアし、今後の自分のキャッシュフローがどうなるかまだまだ不明な(多分在職時の住民税払い終える、健保の任意継続後の国民健康保険料が判明するまで)自分としては追加購入というのはないのだが、それでも今後の市場が上向きなのか、それともまだ下落があるのかは気になるところ。
個人的にはコロナワクチンへの期待感があるのは理解できるのだが、それにしても現状とかけ離れているような気がしてならない。ただ、自分の見方は往々にして弱気である事は自覚しているし、自分の見通しが外れることはよくあることなので、このまま自分の考えを裏切って上昇してくれると有難いのだが、さてどうなるのだろう。
こういった事を考えると、在職時に3ヶ月に1度の定期購入の投資スタイルを続けていたのは正解だったと思う。自分には何時が買い時なのかは分からないからなあ。ちなみに今でも売り時は分からないままなのだが。