はじめに
2020年11月2日の米国市場閉場後には自分の所有株の一つであるモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)の2020年第3四半期決算発表があった。
遅ればせながらその決算内容を以下に整理しておくことにする。
2020年第3四半期決算概要
以下はモンデリーズ・インターナショナルの企業サイトより引用・抜粋。
- 2020年第3四半期の純売上高(Reported Net Revenues)は66億6500万ドルで前年同期比4.9%増
- 2020年第3四半期の希薄化後1株当たりの利益(Adjusted Diluted EPS)は0.63ドルで前年同期比1.6%減
前四半期まではCOVID-19の影響が不透明なことから発表を控えていた2020年通期見通しを今四半期は提示している。
一見すると良さそうに見えるのだが、小さい時で書いてある「FX impact」がマイナス影響を及ぼす可能性があるのは気に掛かる。
市場予測との比較
今回の主な決算内容と市場予想とを比べてみると、
- 2020年第3四半期の純売上高(Reported Net Revenues)は66億6500万ドル、市場予想の64億9400万ドルを上回っている
- 2020年第3四半期の希薄化後1株当たりの利益(Adjusted Diluted EPS)は0.63ドル、市場予想も0.63ドル
となっている。
まとめ
上記の決算発表を受けてモンデリーズ・インターナショナルの株価は
0.15%の上昇。ただし同日のダウ工業平均が2.1%、S&P 500が1.8%、NASDAQが1.9%それぞれ上昇している事を考えると今一つ。ただ決算内容に特筆すべき点があった訳でもなく、市場予測との乖離も大きくない事を考えれば、仕方がないのか。
決算発表後のアナリストとのカンファレンスコールでは、第4四半期に自社株買い計画を再開する予定という決算資料には明記されていなかった点について触れていた。COVID-19の影響から経済的柔軟性を確保するため3月に経営陣が一時停止していたのだが、状況が改善されたと判断したようだ。
年初来の株価パフォーマンスを見ると
ダウ工業平均、S&P 500とそれ程変わらない動き。
完全リタイアをした今となっては、こういった市場と同程度のパフォーマンスを示しているモンデリーズをもっと所有していても良かったかもしれないと思ったが、よく見てみると税引前配当率は2.5%を切っている。パフォーマンスも良く配当率も高い銘柄という銘柄はそうそうないよなあ。