【5ヶ月振りの円ベース資産1億円割れ】2020年9月末米国株資産

投資開始からの期間

2001年7月から数えて231ヶ月目(19年3ヶ月目)。


資産動向考察

2020年9月末の円ベース資産は以下の通り。

先月8月末は2020年2月以来半年振りの1億1000万円台回復だったのだが、今月9月は上記の通り、一気に1億円を割り込む結果となってしまった。

額にすると110,599,792-99,901,251=10,698,541円のマイナス。ひと月で1,000万円超の減少は、2020年2月が約1,650万円2020年3月が約2,570万円のマイナスと続いた時以来。

4月からは市場程のリカバリーはしていなかったのだが、大きく下がることもなく個人的には一安心していた(先月末の資産まとめでもその旨述べていた)のだが、ここにきて急激なマイナスとなってしまった。

9月にあった主な出来事

9月は個人的に退職を決意するという出来事があって、それに付随する引継ぎ作業等もあり、あまり自分の保有銘柄及び市場に関する情報はきちんと取れていない。それでも振り返ってみると、以下の様な出来事が挙げられるだろうか。

  • 9月初頭のテクノロジー株主導の下落

これについては、

2020年9月3、4日の米市場下落と自分のポートフォリオ

で触れている。その後の市場の動きをテクノロジー株の割合が多いNASDAQ中心で見てみると以下の様になる。

NASDAQの落ち込みが一番大きいが、ダウ工業平均もS&P 500も概ね同じ様な動きをしており、9月は全般的に低調になっていたことが分かる。結局この9月初頭の下落から大幅に回復するような出来事は無かった。月末にかけて追加の新型コロナウイルス経済対策が米議会で検討されているが、法案採決まで至ってはおらず上昇は限定的。

  • 米銀大手が収入見通しを引き下げる

これに関しては

米銀大手が収入見通し引き下げで株価下落(2020/9)

で割と詳細にまとめている。自分が所有している割合の多いシティグループ(C)はその前日に

シティのリスク管理に関する懸念で株価5%超下落(2020/9)

という事もあり、既述の全般的に冴えない9月の市場に加えて、銀行株の見通し悪化が9月末の自分の資産が1000万円超減少した要因だろう。

  • 米大統領選本格化

9月29日(米現地時間)には米大統領選の第1回テレビ討論会が行われた。その内容については日本でも報道が詳しくなされているので割愛。ここではアメリカのニュースキャスターなどのコメントをまとめておくことにする。

ABC NewsのGeorge Stephanopoulos氏:現ABC NewsのChief anchor(責任者兼キャスター)。クリントン政権で報道担当大統領補佐官など担当

  • “That was the worst presidential debate I’ve ever seen.”

CBSのGayle King氏:2019年のTime誌の”100 most influential people”にも選ばれた人

  • “It was painful to watch.”

NBCのAndrea Mitchell氏:NBC Newsのchief foreign affairs correspondent。2019年にはnews and documentary分野のEmmy Awards(エミー賞)受賞

  • “I’ve never seen anything like this.”

CNNのDana Bash氏:CNNのchief political correspondent。

  • “That was a s— show.”

上記の様に酷評されている。いずれにせよ、今の所はどちらが明確に優勢という感じではなさそうなので、大統領選の結果が出る11月初頭までは、大統領候補の発言次第で市場が大きく動く可能性もありそうな気がする。

ポートフォリオ

2020年8月末と2020年9月末の自分のポートフォリオは以下の通り。

【2020年8月31日】

【2020年9月30日】

既述のシティグループ(C)株だが、

8月末:@51.12ドル ⇒ 9月末:@43.11ドル。51.12-43.11×5,750株=46,057.5ドルのマイナス(15.67%マイナス)。これだけで9月資産減少の約半分を占めることになってしまった。

それ以外でも株数の多い(=投資額が大きい)銘柄の下落が顕著で、

エクソン・モービル(XOM):

8月末:@39.94ドル ⇒ 9月末:@34.33ドル。39.94-34.33×1,180株=6,619.8ドルのマイナス(14.04%マイナス)

アルトリア・グループ(MO):

8月末:@43.74ドル ⇒ 9月末:@38.64ドル。43.74-38.64×1,200株=6,120ドルのマイナス(11.66%マイナス)

AT&T(T):

8月末:@29.81ドル ⇒ 9月末:@28.51ドル。29.81-28.51×7,990株=10,387ドルのマイナス(4.36%マイナス)

となっている。特にエクソン・モービルは昨日9月30日の終値での税引前配当率が

10.14%と10%を超えてしまっている。エクソンの配当に関しては、9月の定期株式購入検討の一環として言及している(これを書いた時は完全リタイアするつもりは無かったのだが)。

2020年9月の米国株定期購入検討:エクソン・モービル(XOM)

その際の税引前配当率は9.41%で株価は@36.90ドルだったのだが、株価の下落に起因する配当増が続いている。エクソンの配当については2020年になってから何度も懸念しているのだが、実際に10月末で退職を決めた今となってはより一層の懸念材料となってきた。


為替

先月終値:2020年8月31日1ドル=105.89円

今月終値:2020年9月30日1ドル=105.45円

1ドルあたり0.44円、割合で言うと0.42%のドル安。前月とほぼ変わらず。ただし、これからの大統領選次第ではこちらも急激な変動の可能性があることには留意しておいた方がいいだろう。


まとめ

累計投資:80,000,000円(今月追加投入なし)

米国株:98,914,694円

外貨MMF:35,327円

USドル:896,807円

日本円:54,423円

資産:99,901,251円

累計損益(累計投資と資産より):19,901,251円/24.9%

冒頭の通り1億円を割ってしまい、累計損益も2000万円割れ。そして退職を決意し2020年10月末をもって完全リタイア・配当金生活へとなる前の月としては酷い月だったと言えるだろう。

2020年10月の注目要素としては、

  • COVID-19の状況
  • 米国の追加景気刺激策
  • 米大統領選
  • 米企業の7~9月期決算発表開始

と言ったところか。4番目の7~9月期決算発表については、完全リタイアをするため今後追加投資が出来ない可能性が高いが、これまで通りきちんとチェックしておきたい。決算発表のタイミングである程度配当の見通しも言及されるであろうし、その結果次第では今までの単純バイアンドホールドではなく、所有株の入れ替えなども検討する必要が出てくるかもしれないからなあ。

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