はじめに
昨日は自分が気にかけているゼネラル・エレクトリック(GE)の2019年第3四半期決算の発表があった。2001年から投資を始めて今までの投資額は概ね6.2万ドルで、2019年10月時点の所有銘柄の銘柄別投資額では
- AT&T(T):274,598.3ドル
- シティグループ(C):234,599.6ドル
- エクソン・モービル(XOM):90,589.25ドル
- ゼネラル・エレクトリック(GE):62,408ドル
- ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY):54,911.9ドル
と4番目。ただ、これが評価額となると昨日のGEの決算発表前の時点では、
- シティグループ(C):420,267.5ドル(投資額比79%増)
- AT&T(T):304,099.4ドル(投資額比10.74%増)
- ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY):122,694ドル(投資額比121.94%増)
- エクソン・モービル(XOM):80,759.2ドル(投資額比マイナス10.85%)
- ボーイング(BA):66,296.7ドル(投資額比164.25%増)
- ゼネラル・エレクトリック(GE):34,919.5ドル(投資額比マイナス44.12%)
と6番目になっている。これはあくまで株価ベースでの話なので、配当などは含まれていないのだが、GE株がここしばらく大きく凹んでいるのは事実。昨日の第3四半期決算発表を受けてこれがどう変わったか。
2019年第四半期決算概要
以下の内容は、ゼネラル・エレクトリックの企業サイトより引用・抜粋。
- 2019年第3四半期の総売上高(Total Revenues)は233億6000万ドル、前年同期は233億9000万ドルで前年同期とほぼ変わらず
- 2019年第3四半期の調整後一株あたり利益(Adjusted EPS)は0.15ドル、前年同期は0.11ドルで前年同期比36%の増加(アナリスト予想の0.12ドルを上回った)
- 2019年第3四半期の継続事業の1株当たり損失(Continuing EPS)はマイナス0.15ドルと、前年同期のマイナス2.64ドルから縮小
- 2019年通期のインダストリアル事業フリーキャッシュフロー(Adjusted Industrial Free Cash Flows)見通しは0~プラス20億ドルに上方修正。従来はマイナス10億~プラス10億ドル
まとめ
第3四半期の継続事業の1株当たり利益/損失(Continuing EPS)などは相変わらずマイナスのままなのだが、それ以外の数値は前年同期比でほぼ変わらずか、改善されたものが多い印象。インダストリアル事業キャッシュフロー(GE Industrial Free Cash Flows (FCF))は6億5000万ドルで前年同期の11億4000万ドルから43%の減少となっているが、今年に入ってから初めてプラスになっており2019年の通期見通しも前述のように上方修正している。
こういった改善の兆候、調整後一株あたり利益(Adjusted EPS)が市場予想を上回ったことなどが要因だと思うのだが、昨日米国市場閉場後のGEの株価は、
と10%超の上昇となった。
ただ、実は前四半期の決算発表後に比べるとそれ程株価は変わっていない。
以下は昨日を含むここ半年のGEの株価とダウ工業平均のチャート。
いずれも8月上旬に大きく下落しているのだが、GEが中旬にさらに急落しているのはその頃に会計疑惑が報じられたため。ただ、ここ最近その話は米国のメディアでほぼ話題になっていない。今回の決算発表でその懸念が完全に払拭されるといいのだが。
結局、昨日のGEの決算発表後の自分のGE株評価額は38,923.5ドルと約4,000ドル上昇。ただ投資額比ではまだマイナス37.71%。ここで決算内容からGEを割安とみて買い足すか、というと微妙なところ。株価自体は上がりそうな気もするのだが、最近の配当重視の観点では、GEの配当率が0.39%というのはちょっとなあ。