米国個別株を短期売買することの難しさ(あるいは自分のセンス無さ)

はじめに

昨日は、米国市場の開場前に自分の保有しているAT&T(T)株が5%超上昇していたことについて記述した。

そして今朝起きてYahoo!Financeに登録している自分のポートフォリオを確認してみたところ、

上記の様にドルベースで2万ドル程上昇していた。これはやはり注目したAT&Tが上昇してくれたおかげだろう、と当然思ったのだが実際確認してみたところ、

と思ったよりも上昇していない状況だった。終値ベースだと自分の所有株数では約4,300ドルの上昇に留まっており、2万ドルには程遠い。よくよく確認してみると、

全く期待していなかったシティグループ(C)がこの様に4%超の上昇で、自分の所有株数では約1.6万ドルの上昇。明らかに昨日の上昇はシティのおかげだった。


昨日の株価の動きからの教訓

昨日のAT&Tの株価の動きは以下の通り。

結果的には先週末の株価よりはプラスだった訳だが、基本的には昨日は右肩下がり。これはポール・シンガーの書簡の内容が咀嚼されるに従って、最初にレターが明らかになった際のインパクトが薄れていったためなのだろう。

昨日のAT&Tの情報から、開場前の株価、そして閉場後の株価といった流れを踏まえての自分なりの教訓は以下の2点。

■英語の情報/記事を短期間で読みこなすのは、かかる時間、内容の把握の点でネイティブの人に比べればまだまだ

■さらにそれがどの程度株価にインパクトを及ぼすかを想像する能力が欠けている(特に短期)

1点目の方は、時間をかければ何とかなるような気もするのだが、2点目は努力してもどうにもならないセンスの気がする。自分の投資スタイルである長期投資/バイアンドホールドであれば、2点目の欠点も時間によって緩和される気もするが、短期的なスタイルであった場合には、自分の思いと違ってしまった株価を取り返すのに苦労してしまうことだろう。


まとめ

冒頭の通り、ポートフォリオ全体としては寝る前に想定した位の増加ではあったのだが、その中身は上記の通り全然違う内容となった。

市場はそこそこだった割に、個人的には1日にしては大きな増加だったので、文句のつけようがないのだが、自分の想定であったAT&T株が大幅増加するのでは、という点が違っているので、個人的には釈然としない感があるのが正直なところ。

上にも書いたし、過去に何度も思ったことがあるが、やはり自分には長期投資/バイアンドホールドのスタイルが向いていることを再認識した。より正確に言うと、米国個別株の短期投資は自分には向いてない。長期的な視点に立てば、1日の上下動がそれなりに大きくても我慢ができる(18年もバイアンドホールドをしてきた慣れのせいではあろう)が、短期投資のスタイルだったら、不安・イライラ感が多分許容範囲を超えてしまうだろう。そしてその不安・イライラ感が、ただでさえセンスがない短期投資の判断に悪影響を及ぼし、パフォーマンスが一層悪くなるのではないかと思う。

また、18年もバイアンドホールド/長期投資を続けている自分ではあるのだが、実際バイアンドホールド/長期投資の中身も、初期は株価中心、最近は配当重視といった細かいところで変わってきてはいる。こういった経験や日々の情報収集などから、自分に合う投資が何かを折に触れて考えるのは悪くないだろう。その結果が今の投資スタイルと変わらないのであれば、それはそれで良いが、固執し過ぎるのはあまりよろしくない気がする。

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