GEのキャッシュフロー見通しアップデート雑感(2019年3月)

はじめに

本日(2019年3月6日)に自分の所有ポートフォリオの確認をしたところ、ゼネラル・エレクトリック(GE)が前日比0.49ドルのマイナス、割合にして4.72%下落

していたので確認してみたところ、どうもタイトルのネガティブサプライズがあった様なのでその内容を整理しておく。


情報まとめ

3月5日ゼネラル・エレクトリック(GE)のローレンス・カルプ最高経営責任者(CEO)とJPモルガンのアナリスト、スティーブン・ツサ氏のウェブキャストインタビュー(ちなみにツサ氏は長期に渡ってGEに対して弱気な評価(longtime GE bear)をしている人)の中で、以下の様な発言があった模様。

  • 「インダストリアル事業のフリーキャッシュフローはマイナス圏になる(Industrial free cash flow will be (in) negative territory)」と明言
  • 不振の電力事業に触れて「それについて甘い言葉で包み隠したくはない(I don’t want to sugarcoat)」と発言。GEの電力事業は2017年半ばに売上高の減少などに伴って収益が急激に悪化し、それ以降も改善されているとは言い難く昨年の赤字額は220億ドル
  • リストラや債務圧縮などに取り組む中で、通期のキャッシュフローのマイナス幅は昨年の27億ドルを超えると予想した

カルプCEOは今年1月の第4四半期決算段階では、通期のフリーキャッシュフローは「弱含む」との見方を示していたのだが、上記の様にインダストリアル事業のキャッシュフローが差し引きマイナスになるとして、キャッシュフロー見通しが大きく弱気に傾いたため、昨日GE株が売られてしまったようだ。

上記は2019年3月5日のGEの株価チャートだが、この情報が流れた13~13時半の間に一気に下落していることが分かる。これでも3月5日に発表された、2月のISM非製造業景況指数や12月の新築住宅販売件数などが予想より上振れしたので、GEの下落幅が抑えられたのではないかと個人的には思う。


この状況を受けてどうするか。次回GE購入?

最近のGEの動き(スピンオフバイオ事業売却)からすると、一時の先行き不透明感(悪いのは分かっているがどれほど悪いかが不透明)が改善されつつあるように思えていたのだが、今回の発言でまた不透明さが増してしまった。

3月は自分のバイアンドホールド/長期投資スタイルでの購入タイミングとなるので、直近のGEの動きから購入対象としても良いかと思わないでもなかったのだが、今回のフリーキャッシュフローの情報が出た事で購入はやはり見送った方がいいのだろうか。

フリーキャッシュフローの点や下記の様に配当減をしたばかりなので、配当増になることはしばらくはなさそうであり、最近購入時に強く考慮する短・中期の配当妙味はないだろう。

株価自体は平均取得価額(@16.21ドル)比でマイナス40%近くではあるので一見割安感がある様にも思えるのだが、購入した時(2001年11月、2002年11月、2003年11月、2009年9月、2010年12月、2017年12月、2018年9月)とは、それぞれ状況が変わっているのであまり値頃感があるとも思えない。

少し前にも書いた通り3月14日に予定されている通期見通しの発表も加味するが、今の時点ではGEの購入は見送った方が無難な気がする。


まとめ

ここひと月以内でGE関連で大きなインパクトがありそうな情報/発表が続き、GEの情報を整理している中で、GEの購買を検討する時間が増えているためGEに目が行きがちではあるが、そもそも自分が所有している銘柄でGEよりも購入した方が良さそうな銘柄もあるので、それらにも検討の時間を割くべきだろう。

情報が多いからと言っても、検討できる時間、購入できる金額は限られているのだし。

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