2024年8月初旬の市場下落と自分の資産減少について

はじめに

2024年7月29日(月)から8月2日(金)の1週間/5営業日で自分の米国株投資資産が円ベースで約1450万円減少してしまったことについては既にまとめたが、その翌営業日の8月5日(月)も米国株式市場は大きく下落してどうなることかと思ったが、8月6日(火)からは比較的安定して8月9日(金)の取引を終えている。

今回は8月に入ってからの米国株市場の動き及び自分の資産変動を確認していくことにする。


2024年8月1日~9日の資産変動

米国株式市場

S&P 500前日比DOW30前日比NASDAQ前日比
2024/7/31(水)5,522.3040,842.7917,599.40
2024/8/1(木)5,446.68-1.37%40,347.97-1.21%17,194.14-2.30%
2024/8/2(金)5,346.56-1.84%39,737.26-1.51%16,776.16-2.43%
2024/8/5(月)5,186.33-3.00%38,703.27-2.60%16,200.08-3.43%
2024/8/6(火)5,240.031.04%38,997.660.76%16,366.851.03%
2024/8/7(水)5,199.50-0.77%38,763.45-0.60%16,195.81-1.05%
2024/8/8(木)5,319.312.30%39,446.491.76%16,660.022.87%
2024/8/9(金)5,344.160.47%39,497.540.13%16,745.300.51%
-178.14-3.33%-1,345.25-3.41%-854.10-5.10%

2024年8月に入ってからはS&P 500が3.33%、ダウ工業平均が3.41%、NASDAQ総合が5.10%の下落。

そして8月1日~5日の3営業日と8月6日~9日の4営業日で傾向は変わっており、

  • 8月1日~5日
    • S&P 500:6.48%下落
    • ダウ工業平均:5.53%下落
    • NASDAQ総合:8.64%下落
  • 8月6日~9日
    • S&P 500:2.95%上昇
    • ダウ工業平均:2.01%上昇
    • NASDAQ総合:3.26%上昇

8月6日~9日は8月1日~5日の減少分を取り戻すには至っていないが、上昇となっている。

自分の米国株ポートフォリオ資産及び円資産

米ドル資産前日比円資産前日比
2024/7/31(水)1,234,759.20190,437,370
2024/8/1(木)1,225,280.65-0.77%186,900,429-1.86%
2024/8/2(金)1,193,692.63-2.58%179,672,252-3.87%
2024/8/5(月)1,164,465.37-2.45%173,217,549-3.59%
2024/8/6(火)1,170,580.730.53%176,853,0072.10%
2024/8/7(水)1,168,545.26-0.17%175,441,292-0.80%
2024/8/8(木)1,190,171.151.85%179,553,6962.34%
2024/8/9(金)1,191,501.890.11%179,375,271-0.10%
-43,257.31-3.63%-11,062,099-6.17%

2024年8月に入ってからは米国ドル株資産が4万3000ドル(3.63%)、円ベース資産が1100万円(6.17%)の減少(下落)。

こちらも米国株式市場と傾向は同様で

  • 8月1日~5日
    • 米国ドル株資産:6.04%下落(7万ドル)
    • 円ベース資産:9.94%下落(1720万円)
  • 8月6日~9日
    • 米国ドル株資産:2.27%上昇(2万7000ドル)
    • 円ベース資産:3.43%上昇(615万円)

8月1日~5日の減少分を8月6日~9日に少しは取り戻して終えている。

ドル円為替

ドル円為替前日比
2024/7/31(水)149.98
2024/8/1(木)149.36-0.41%
2024/8/2(金)146.54-1.89%
2024/8/5(月)144.17-1.62%
2024/8/6(火)144.300.09%
2024/8/7(水)146.691.66%
2024/8/8(木)147.280.40%
2024/8/9(金)146.63-0.44%
-3.35-2.28%

2024年8月に入ってからのドル円為替は3.35円、割合にすると2.28%のドル安。

やはり8月1日~5日と6~9日で傾向は異なり、

  • 8月1日~5日
    • ドル円為替:5.81円、4.03%のドル安
  • 8月6日~9日
    • ドル円為替:2.46円、1.68%のドル高

となっている。ただし上記は日次終値ベースで、8月5日には一時1ドル=141円台までドル安が進んだりしており、各日中の動きはそれなりに激しく方向感が定まらない印象。

米10年債利回り

10年債前日比
2024/7/31(水)4.09
2024/8/1(木)3.99-2.44%
2024/8/2(金)3.80-4.76%
2024/8/5(月)3.78-0.53%
2024/8/6(火)3.903.17%
2024/8/7(水)3.961.54%
2024/8/8(木)3.990.76%
2024/8/9(金)3.94-1.25%
-0.15-3.81%

2024年8月に入ってからの米10年債利回りは0.15、3.81%の低下。

  • 8月1日~5日
    • 米10年債利回り:0.31、8.20%の利回り低下
  • 8月6日~9日
    • 米10年債利回り:0.16、4.06%の利回り上昇

米10年債利回りの傾向も上記と同じで、8月1日~5日、6日~9日とで異なっている。

自分の所有している米銀株の動き(シティ、JPモルガン)

C前日比JPM前日比
2024/7/31(水)64.88212.80
2024/8/1(木)63.28-2.47%207.96-2.27%
2024/8/2(金)58.76-7.14%199.14-4.24%
2024/8/5(月)56.21-4.34%194.90-2.13%
2024/8/6(火)56.560.62%200.342.79%
2024/8/7(水)56.11-0.80%200.400.03%
2024/8/8(木)58.003.37%204.061.83%
2024/8/9(金)57.84-0.28%205.800.85%
-7.04-12.17%-7.00-3.40%

7月29日(月)から8月2日(金)までの期間中でもシティグループの下落率はJPモルガンに比べて大きかった(シティが約11%下落、JPモルガンが約6.6%下落)のだが、今回の期間ではそれがより顕著に表れている。

8月1日~5日の3営業日と8月6日~9日の4営業日も見てみると、

  • 8月1日~5日
    • シティグループ(C):15.42%下落
    • JPモルガン・チェース(JPM):9.18%下落
  • 8月6日~9日
    • シティグループ(C):2.82%上昇
    • JPモルガン・チェース(JPM):5.30%上昇

JPモルガンは概ね米国市場と同じ傾向であるのに対し、シティは市場が下げ基調の時は下げ幅がより大きく、上げ基調の時でも上昇力が弱くなっている。そして期間中のシティ株の自分の所有するに応じた下落額は約4万500ドルであり、先に挙げた自分のポートフォリオ全体の下落額4万3000ドルのほとんどの割合を占めている(約94%)。


まとめ

以上8月に入ってから9日(金)までの米国株市場の動き及び自分の資産変動を確認してみたが、前半(8月1日~5日の3営業日)と後半(8月6日~9日の4営業日)で傾向が異なり前半は下げ基調、後半は上げ基調になっていたことが判る。7月下旬から8月上旬の下落の際には、

「問題はこれら米株式市場の下落、自分の資産減少がどこまで行くのかが不透明なところ。特にドル円為替は現状ではようやく昨年末に想定した通りドル安傾向となる可能性が高いだろう。」

「来週の動きがどうなるかを戦々恐々としているのだが・・・。ドル資産の減少と為替ドル安の負の相乗効果はキツイなあ。」

と書いていたのだが、8月5日(月)に更に株式市場は下がり、ドル円為替がドル安となってどうなるかと思ったが、6日から持ち直したことで最悪の事態は避けられた。

一応市場は落ち着きを見せているが、8月12日(月)週には、14日(水)に米消費者物価指数(CPI)、15日(木)には週次失業保険申請件数、前月比小売売上高、フィラデルフィア連銀製造業景気指数などの重要経済指標の発表があり、その結果次第では再び市場が大きく動く可能性があるので注意しておきたい。

そして自分の資産ではシティグループ(C)株が足を引っ張っていたのは明らかで、7月下旬から8月上旬の下落の際

「確認したようにドルベースでの下落の9割を占めたシティ株がどこまで下落してしまうのか。逆に言うとシティの下落が無ければ自分のポートフォリオは米株式市場に比べてまだマシであるため、何とか持ちこたえて欲しいものだ。」

と書いていた願いは叶わず、やはり自分の資産減少の大きな原因となってしまった。

所有株数が多くポートフォリオに占める割合の大きいシティ株の今後の動向が引き続き気になるのだが、今回期間中に特段の大きなニュースが無かったにもかかわらず他の米銀株に比べて弱さが目立つ動きをしていたことを考えると、しばらくは大きな懸念材料となり続けるのだろう。シティが踏みとどまってくれれば良いのだが、残念ながらあまり期待は出来なさそうだ。

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