はじめに
2022年8月4日には自分の所有しているケロッグ(K)の2022年第2四半期決算発表があった。
以下ケロッグの2022年第2四半期決算内容について確認・整理しておく。
ケロッグ2022年第2四半期決算概要
以下の情報はケロッグの企業サイトより引用・抜粋。
- 2022年第2四半期の総売上高(Reported Net Sales)は38億6400万ドル、前年同期は35億5500万ドルで前年同期比8.7%増加
- 2022年第2四半期の一時項目を除く調整後1株あたり利益(Adjusted Diluted EPS)は1.18ドル、前年同期は1.14ドルで前年同期比3.5%増加
- 2022年第2四半期の純利益(Net income attributable to Kellogg Company)は3億2600万ドル、前年同期は3億8000万ドル
2022年通期見通し
2022年通期見通しは以下の通り。
- Net Sales(売上、既存事業ベース):7~8%(前四半期は~4%)
- Operating Profit(営業利益):4~5%(前四半期は1~2%)
- Earnings Per Share(EPS、調整後恒常為替ベース):~2%(前四半期は1~2%)
- Cash Flow:~12億ドル(前四半期は11億ドル~12億ドル)
いずれも上半期の好調さを受けて前四半期から上方修正もしくは範囲の上限へとアップデートしている。ただしこれは恒常通貨ベースである点には注意。
市場予測との比較
今回の主な決算内容と市場予想とを比べてみると、
- 2022年第2四半期の総売上高(Reported Net Sales)は38億6400万ドル、市場予想の36億5000万ドルを上回っている
- 2022年第2四半期の一時項目を除く1株あたり利益(Adjusted Diluted EPS)は1.18ドル、市場予想の1.05ドルを上回っている
となっている。
まとめ
上記の様な決算内容を受けてのケロッグの株価は
0.19%の下落。同日の米国市場は
まちまちでケロッグも市場と同程度の結果となった。ただし日中を見てみると
開場直後はそこそこ上昇していたのだが時間の経過とともに下落という微妙な状況。9時半開始のカンファレンスコールで
- 2022年のインフレ見通しは10%台後半と変わらないが上限に向かっている
- サプライチェーンのボトルネックは継続しており、以前は第3四半期に影響が減少すると想定していたが第4四半期となる可能性
といったネガティブな要素があったこと、また6月に発表された3社分割の件も以下のスライド程度で進展があまり見られなかったことも売上やEPSが市場予想を上回りながらもさほど株価が上昇しなかった要因かもしれない。
とはいえ年初来のケロッグを市場(S&P 500)と比べてみると
悪くない推移となっている(取引量が突出して大きい6月21日が3社分割発表日、ただし株価はそれほど上昇していない)。
決算発表当日のケロッグ株価は好決算にもかかわらず上述の様にそれほど上昇しなかったが、個人的には今後も堅調な株価推移が期待できそうな気はしているのだがどうなるだろうか。